漢方の鹿嶋薬局 深井店
TEL: 072-277-2609
住所:堺市中区深井水池町3160
(泉北高速鉄道深井駅3分)
営業時間:平日午前9:00~午後8:00
土 9:00~17:00
定休日:日祝休み漢方の鹿嶋薬局 八田店
TEL: 072-277-3773
住所:堺市中区八田西町3-2-1
(スーパーマルシゲ向かい)
営業時間:平日9:00~19:00
土 9:00~15:00
定休日:日祝休み
漢方の研究を始めて早や30年以上過ぎました。
漢方の奥深さに魅了され、一筋に探求し続けても、今なおその魅力に虜にされて浮気をさせてくれません。一体どこに魅力があるのかと考えてみました。
人間は小宇宙といわれ、単純明解な自然法則、いわゆる大自然又は大宇宙の法則に支配された、一つの生き物にすぎません。蟻と全く同格の生き物であるという事です。この大自然の法則から一瞬足りとも抜け出しては生きられないものです。漢方はこの大自然の法則を知る事から始まります。漢方で病を治すには、この法則に適った生き方をする事が一番重要な事なのです。このHPを開いていただければ病気の治し方ばかりではなく、病気にならない生き方を感じ取っていただけると思います。
2000年昔の黄帝内経素門という書物に“未病を治す”という言葉があります。この“未病”が今注目されています。最近よくマスコミで言われているメタボリックシンドロームという言葉があります。内臓脂肪型肥満体で、さほど何も自覚症状はなく、むしろ元気に仕事もモリモリ出来ているが、検査値データが悪い人です。放置すると高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中へと進んでいきます。
いわゆる病気予備軍と考えられます。これが未病です。又、もう一方で不定愁訴という未病もあります。肩こり、めまい、ふらつき、疲労感、不眠気味などの色々な症状があるが、何ら検査値には異常なく医者より気のせいでしょと言われる人も多数おられます。これも“未病”です。
漢方にはこの未病を治す方法が中医弁証論治として理論体系化されています。
漢方でいう健康体とは、体を支える三本柱である、気血水のバランスがとれ、しかも大自然の法則に従ってめぐっている状態を言います。生活習慣や食事の不摂生により、このバランスが崩れ、体質の偏向、偏りが生じ、更に、巡りが悪くなると未病としての色々な症状を引き起こします。長期に続けば病気となります。
中医学では、自分の身体が訴えている自覚症状こそ自分の体質を知る一番の診断術です。一度、あなたの体質チェックを行ってみて下さい。そこから体質の偏向がわかり、未病のパターンを知る事ができます。あとは、気血水のバランスをとり、中庸な体質を保つ方法を実践すれば、未病から健康体へ体質改善できます。健康を維持するには、身の回りの自然から学ぶことばかりです。自然現象の一つ一つをわが身に置き換えて考えることが、病気を未然に防ぐことに繋がると思います。皆様の体質を具体的に分かり易くご理解頂けるように、身近な現象を例にとってご説明するように努めております。体質の見極めには、いろんな角度からのチェックが必要ですので、初回は出来るだけご本人さんのご来店をお願い致します。