「色」「形」「コケ」の3つのポイントに注目して、チェックしてみましょう。

左の写真は、健康な人の舌です。
色:淡い赤色
形:薄くも厚くもなく、歯の内側にきれいに納まって口角にすきまがある大きさ
コケ:コケが薄く、うっすらと舌質(舌の本体)が見える

色が濃い
熱邪・お血

赤みが強く、時にはブツブツがある舌は体に余分な熱がたまっている人です。便秘やニキビ、吹き出物になりやすいので、脂っこい物やお酒は控えめにしましょう。
又赤紫でくすんだり、紫の班点がある時は、血行が悪くなっている時ですので、適度な運動をしたり入浴などをして血行をよくしましょう。

色が薄い
気虚・血虚

色が薄くはれぼったい舌は、体力がなく、疲れやすい方です。睡眠と栄養補給をしっかり摂って疲れを癒しましょう。
貧血ぎみの方はナッツ類などの血を補う物を摂り、早寝をして体力の消耗を防ぎましょう。

形が大きい
気虚

ぽってりと厚い舌や両側に歯形のついた舌は疲れて新陳代謝が低下し、水分代謝も悪くなってむくんだ状態です。消化の良い物を食べ、睡眠を充分とって疲れを癒しましょう。

形が小さい
陰虚

舌が小さくて薄く、痩せている舌は、体の血や水分が足りない方ですので、頭や目を使いすぎないようにして、血や水分を補う食事を積極的にとりましょう。

コケの色

コケが黄色い
熱邪

黄色いコケがついている舌は、脂っこい物やお酒を摂りすぎた時や、便秘などで熱が体内にたまっている時です。食べ過ぎ呑みすぎに注意し、刺激物も控えめにして胃腸を休めましょう。

コケが白い
寒邪

白いコケがついて舌は、疲れから冷えに弱くなっている時です。冷房などに注意し首筋をしっかりガードして、下半身を温めましょう。

コケの厚さ

コケが厚い
水湿

コケが分厚くついている舌は、水分代謝が悪い為に、体がだるくて重く、特に湿気の多い日に体調が悪くなりがちです。冷たい飲み物を避け、入浴でゆっくり温まって、水分代謝を高めましょう。

コケが薄い
陰虚

コケがほとんどない舌は、疲れがたまって、血や水分が不足しています。早めに寝て、たっぷり睡眠をとり、ナッツ類やドライフルーツなどの血を増やす物を摂りましょう。

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